自動販売機設置を始める前に知っておくべきこと

フルオペレーションシステムについて

ここではフルオペレーションの仕組みと導入の流れを説明します。

フルオペレーションとは、自分の持っている土地に飲料メーカーや販売会社の自動販売機を設置してもらいます。
多くの場合は機械は無償での貸与となりますが、電気代等の経費は自分で支払うことが多いようです。商品の搬入やゴミの回収清掃、売り上げ金の回収や計算などは自分で行う必要がなく、売り上げに応じた金額が後で支払われます。
そのため利益は平均で一本あたり２０円～２５円程度と低額になりますが、自己負担が少ないのでローリスク・ローリターンというのが大きな特徴です。
なるべく小さな手間で副収入を得たい人や、初めて自動販売機を設置する方におすすめのシステムです。

導入の流れとしてはメーカーや販売会社に依頼されて行うか、土地の所有者が自分で申し込むかのどちらかになります。

メリットとデメリット

フルオペレーションのメリット：
１)飲料の搬入・補充、ごみの回収や清掃を自分でやる必要がない。
２)売り上げ金の回収や清算は自分で行わないので、安全かつ楽に利益を得られる。
３)有名な飲料メーカーの場合、メディアを使った広告や大掛かりなキャンペーンに便乗できるので、強い販売力がある。
４)初期費用が低く仕入れを行わないので、リスクが少ない。

フルオペレーションのデメリット：
１)手間や経費が少ない分、マージンが低額なのでかなりの好立地でないと利益がでにくい。
２)販売商品や価格が決まっているので、売り上げを上げる為に自分で出来ることが少ない。
３)機械の設置する際の工事費など、自分が優位になるように各メーカーに交渉するためにマーケティングに対する知識や交渉力が必要。